2007年12月21日

魚のように 中脇 初枝

魚のように 中脇 初枝

「魚のように」「花盗人」の2編。

「魚のように」は今回で読むのが2回目なんですが、読んでる最中思いましたね。
成長するってのは、エレベーターに乗ってるみたいにどんどん体が上に上っていくことなんだ、と。
「過去」「今」「未来」はそれぞれ街みたいになってて
「今」の街にいるときは、「未来」の街は上のほうで、幻想みたいにぼやけてしか見えないけれど
「過去」の街は下にあるから「過去」の街はよく見えるんだなぁ
でも、「今」の街は自分と同じ位置にあるからよく見えない

なんてことを読んでる最中思いましたよ。

「花盗人」
う〜ん、若き青春。こういう青春を送ってるのはそういないんじゃないかなぁ、と思ってしまう、青春時代に半ば引き篭り気味だった自分。そして、さらば!青春。
人格形成に一番大事な時期は18〜19で、この時期にちゃんとした人格をつくってないと、あとでツケがまわってくるよ〜、と他の本のある人は言ってました。たぶん、この子達はいい子になるさ〜(目を泳がせながら)

それにしても、文章がきれいですね。ミネラルウォーターみたいに、すーっと、体に入ってきます。そして、ミネラルウォーターみたいに透きとおってます。
昔は水なんて売ってなかったのにねぇ。今となっては、コンビニのとこで1つの棚全部が水になっちゃうなんてねぇ。そのうち、空気が売られるようになったりしてねぇ。。。

自分の中にあるものが、うまく言葉にできないですね。書こうと思えば、文がつながらない。でも、なんとか読みにくいですけど、伝えられるのではないか、と思います。

posted by 梅みくじ at 19:41| 大分 | Comment(1) | TrackBack(0) | 読んだ本の話(〜H21.3) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
文章にどこか精神的な強さを感じますね。

中脇さんの作品ですが、『きみはいい子』という新作で
虐待をテーマに短編集で出版されてます。
ちょっと心して読み始めたものの、
思っていたよりあっさりとしていて、でも読み終わったら
色々と考えてしまいます。

作者の中脇さんの過去の作品が気になって、ネットで
調べてみました。
そうしたら、↓のサイトを見つけてしまって、とても
詳しく中脇さんを解説してあります。
http://www.birthday-energy.co.jp/

どうやら「魚のように」には、自分が一番という自負が
にじみ出ているようですよ。
Posted by たお at 2012年06月06日 22:09
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